口を開けたときに音がする、あごが痛い、口が開かない…こうした症状が見られる場合は、顎関節症の疑いがあります。顎関節症の原因はさまざまですが、噛み合わせのズレによって引き起こされることも。そのため、噛み合わせを整えることは、顎関節症の治療において欠かせません。
当院の顎関節症治療は、「日本顎咬合学会咬み合わせ指導医」の資格を持ち、23年以上(※)にわたって顎関節症の治療に携わってきた院長が担当しています。
顎関節症の治療は、歯科医師なら誰でもできるものではありません。専門的な知識や技術が求められる治療分野だからです。その点、院長の持つ「日本顎咬合学会咬み合わせ指導医」の資格は、治療技術・知識・実績を学会に認められた歯科医師だけが取得できるもの。こうした資格とともに、長年の治療経験を持つ院長が治療するからこそ、安心してお任せいただけるものと思います。
顎関節症の治療に、遠方からご来院される患者様も多くいらっしゃいます!
なお、顎関節症は肩こりなど全身の症状を引き起こすケースもあります。是非早めにご相談ください。
※2020年現在
このような症状がある方は顎関節症かもしれません。
顎関節症は、顎関節の中の関節円板(顎関節の骨と骨の間にあるクッションの役割をしている組織)がずれてしまうことで生じます。
では、なぜこういった症状が出るのか?
顎関節症の原因を探ると、噛み合わせのズレや、歯ぎしり、TCH(歯列接触癖)、頬杖をつくや寝る時の姿勢(態癖)、片側ばかりで物を噛むといった片噛み癖、生活習慣など、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることがわかります。
そこで当院の治療方法では他院とは違い、単にマウスピースを作成して様子をみていただいたり、痛み止めを処方するなどだけの、その場しのぎの対症療法ではなく、きちんと原因から治す原因療法を行っております。噛み合わせを得意とする院長が、現在の症状やお悩みを患者さまにお尋ねしながら、原因になっているかもしれない悪い癖がないかを確認します。その上で噛み合わせの検査を行い、あごの状態を診断し、お一人おひとりに合うオーダーメイドの治療プランをご提案するよう努めています。
診断の結果に応じ、当院では以下のような治療をご提供しています。
顎関節症の原因のひとつ「歯ぎしり」の癖をお持ちの方には、睡眠時に「スプリント」というマウスピースに似た装置をお口に入れていただいています。
スプリントは、無意識に行ってしまう歯ぎしりのせいで生じる歯やあごの負担を軽くするための装置。当院では、スプリントをお口に装着したときに、理想的な噛み合わせになる顎関節の位置を得られるようにサポートし、顎関節症の症状を改善に導いていきます。
なお、スプリントは一度作ったら終わりというものではありません。最初は1~2週間に1回の頻度を目安に、顎関節の状態チェックとスプリントの調整のためにご来院いただきます。何回か調整を経た後は、顎関節の状態に合わせ、1~3ヶ月程度ごとに経過観察とスプリントの調整を続けていきます。
当院では、ずれてしまった関節円板を元の位置に戻す為に、レジンと呼ばれる歯科用のプラスチックをスプリントに盛り足しています。こうすることで、ずれてしまった関節円板が戻るスペースができ、徐々に関節円板が元の正常な位置に戻ることが出来ます。こうして、スプリントの使用により、患者さまが理想的な顎関節の位置を得られるようにサポートし、顎関節症の症状を改善に導いていきます。
なお、スプリントは一度作ったら終わりというものではありません。最初は1~2週間に1回の頻度を目安に、顎関節の状態チェックとスプリントの調整のためにご来院いただきます。何回か調整を経た後は、顎関節の状態に合わせ、1~3ヶ月程度ごとに経過観察とスプリントの調整を続けていきます。
姿勢が悪いと、頭の位置がズレるもの。それに伴い、噛み合わせもまたズレてしまいます。この噛み合わせのズレこそが、顎関節症を引き起こす要因になります。
当院では、患者さまの日常生活の中で、姿勢が崩れるような良からぬ習慣がないかチェック。聞き取りを行いつつ、バランスの良い正しい姿勢へと導くためのアドバイスを行っています。また、顎関節症でお悩みの方には、左右どちらか一方のみで食べ物を噛むといった悪い噛み癖をお持ちの方が多く見られるもの。この噛み癖を改善すべく、生活習慣のアドバイスについてもご提案しています。
このように、当院の顎関節症治療では、ただ症状を和らげるだけでなく、姿勢や噛み合わせといった根本的な原因をしっかり治療します。だからこそ症状が改善しやすいと言えるでしょう。
物を噛み締める力が強い方は、筋肉がこわばりやすく、顎関節症の症状が出やすいと言われています。こうした筋肉の緊張を和らげるため、当院では「ボトックス治療」を取り入れています。
ボトックス治療に用いる「ボツリヌストキシン」は、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種。物を噛む際に使われる筋肉・咬筋(こうきん)にボツリヌストキシンを使用することで、噛み締める筋肉の緊張を緩め、あごへの負担を軽減します。これにより、顎関節症の症状を和らげられます。
ボトックスは顎関節症状がない方でも、日中夜間の食いしばりによる肩こりでお悩みの方には効果的です。
治療時間は15分程度で、効果は3~6ヶ月ほど持続します。ダウンタイムなどはありませんので、治療後すぐに普段通りの生活やお食事が可能です。
料金 | 33,000円(税込)/1回(両側) |
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治療名:ボトックス治療
治療の説明:ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の1種を過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張をほぐし、歯ぎしり、食いしばり、顎関節症の治療に使用します。
治療のリスクや副作用:治療後数日は重たい感覚が残る場合があります。
器具やレントゲンで、あごの関節の状態や噛み合わせを検査します。
検査結果をご説明し、治療計画をご案内します。
治療計画にご納得いただけましたら、治療を開始します。
治療の効果が出ているかを評価します。必要に応じて治療計画を変更します。
STEP3~4を繰り返し、症状が改善したら終了です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:30~13:00
午後:14:30~18:30
△:9:30~12:00 13:00~16:00
休診日:木曜・日曜・祝日
※受付時間は、診療終了時刻の30分前までです。
※祝日がある週の木曜日は診療しております。
※毎月、最終水曜日の午後は院内ミーティングのため休診しております。